非英語圏の英語学習法:韓国人の英語レベルと韓国の英語教育に関して

韓国人の英語レベルと韓国の英語教育に関して
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韓国の英語教育と韓国人の英語に対する考え方

日本人の英語力は世界ワースト何位等と何かとバッシングされる事も多いですね。そして依然として、日本の義務教育で行われている英語授業内容が改善される事はありませんし、相変わらず受験対策向けの英語教育が行われています。

しかし、少し前(2013年くらい?)から日本の英語教育の開始時期が、小学校の5年生から3年生に引き下げられ「早期から英語に触れ、英語に慣れさせよう」という計画の元に実行されているようです。

ですが・・・実際の効果の程はどうなんでしょうね。教育の改革ってそうも簡単に行かないんでしょうね。そもそもこういった教育の改革が本当に効果的なものだったのか?という結果は、数年改革を実施した後に精確なデーターを取らない限り、本当の結果というのは分からないですからね。微妙な所です。

私の個人的な意見としては、もっと学校の授業の中に、「スピーキングの練習」、「リスニングの練習」をするレッスンを増やせば、大人になって英語の学習に苦労する人も少しは減るのではないかと思っています。

大人になってから英語を勉強すると、「英語コンプレックス」になったり、「英語と英会話」を分けて考えてしまう人が多くなりますからね。小さいうちから英語を口にするという訓練は必要なのではないかと思っています。(私も偉そうな事は言えませんが^^)

ではお隣の同じアジアの国で非英語圏の国、韓国と比べた場合の日本人の英語力はどうなのでしょうか。

最近、大手書店の英語教材のコーナー、特にTOEIC対策教材のコーナーにいくと韓国人が書いた英語学習法やTOEIC対策本を目にするようになってきました。

特にスポーツの世界では、韓国人のスポーツ選手が通訳なしで海外のインタビューアーからの英語のインタビューに答えているシーンをよくみかけます。こういった事を多くみていると「やっぱり韓国人で英語が上手」って思う人も多いのではないでしょうか。

そして韓国人のトップアイドルの中にも実際に英語と日本語が話せる人が結構いるようですし、韓国の国民性というか国自体、教育熱心だと思います。

そして日本と同様にこの国も受験戦争なる言葉があるようです。ですから、韓国人も当然、英語に対する教育に力を入れています。特にビジネスマンやこれから就職を控えている学生の英語に対する学習意欲は非常に高いようです。

また、韓国の企業も英語力を非常に認めています。例えば韓国の有名企業サムスンでは、TOEICのスコアーが900点ないと新入社員として採用されないようです。同じく電機メーカーのLGも採用条件としてTOEICのスコアー800点を基準にしています。

この点などをみても、韓国企業は日本の企業よりも遥かに高い英語力を求めています。その結果から、日本と同様にTOEICブームような現象が起こっているんだと思いますが、実際には国民自体いい会社で働くには「英語を勉強せざるを得ない」という状況になってしまっているんでしょうね。

しかしTOEICのスコアが良いからといって英語が話せるわけではないですからね。事実、私が以前勤めていた精密機器のメーカーにTOEICのスコア900点を保持する人がいましたが、ネイティブとは全く会話が出来ない・・・。という人がいましたから、現実はそのような感じなんでしょうね。

あくまでTOEICは試験。試験対策はいくらでも出来ますからね。英語のスピーキング力は試験とは別物なんですね。(勿論、TOEICもハイスコアで英語も話せる方も射ると思います。)

韓国人の英語レベルと韓国の英語教育に関して

韓国人の英語レベルと韓国の英語教育に関して

韓国人の実際の英語レベルについて

私がアメリカに住んでいた時に通っていた語学学校には韓国人の留学生が非常に多かったです。そして、彼等の多くは私達日本人留学生と同じく「英語のレベルはあまり高くない」といった感じです。(勿論、日本人にも韓国人にも英語が出来る人はいましたが全体として少なかったという意味になります)

日本人の生徒は全体的に、リーディングに関してはある程度出来ますが、リスニングやスピーキングとなると非常に苦手という人が多かったです。

しかし他の国の外国人(例えばヨーロッパ系の人達)は、入学当初からある程度、英会話が出来る留学生が多かったように思います。

また、私は今年のはじめに韓国に旅行にいったんですが、その時の感想として「一般の韓国人の英語力は我々日本人と差ほど変わらない」というのが率直な感想です。

確かにミョンドンなどは非常に国際的なエリアですが、ここでも英語がスムーズに通じるという事はありません。

そして近年発展を遂げているエリア、ガンナム(韓国のポップ歌手PSY(サイ)さんで御馴染みのエリア)でも「英語が通じる」と思われるような感じはありません。

そしてこのエリアには日本と同様に多くのフランチャイズ系の英会話スクールが沢山ありました。むしろ、韓国では英語よりも日本語の方が通じる場合が多いと思います。

以上の事から、私の感想として「韓国人の英語力は基本的には日本人とあまり変わらない」という気がしています。ですから「多くの韓国人が英語が話せる」というイメージは、多くの場合マスコミの刷り込みという可能性が高いかもしれませんね。

(※実は帰りの空港で英語が非常にペラペラな韓国人のビジネスマンに話しかけられました。彼の英語レベルは非常に高くおそらくかなりのエリート層の人(大手企業の役員風)だと思います。実際にファーストクラスの席に座っていました^^。ですから個人差は非常に大きいです。)

韓国人のビジネスマンが実践している英語勉強法とは?

私は最近ある海外のニュースを紹介しているビジネスマガジンを読んでいた際に「非英語圏の国の英語学習法」という記事をみつけました。

そこには、「韓国人の英語教育」という特集がされていました。そしてその記事の中で特に関心したのが、「韓国のビジネスマンは会社の昼休みの間や仕事中の休み時間を利用して英語学習を行っている」という内容でした。

またそうった英語を勉強しているビジネスマンをターゲットにした英語教育サービスを多くあるようで、例えば昼休みの時間を使って「電話で英会話の練習」をする人が多いようです。これ以外にも韓国では様々な英語教育関連のサービスが充実しているようです。

日本にもこれに似たようなサービスがあるのかもしれませんが、本当にやる気がある人であれば「オンライン英会話スクールのレッスン」を外出先でスマートフォンを利用して行う方法であれば場所を選ばず英会話の練習をする事が出来ますね^^

やはり韓国でも、「英語のアウトプットが必要」、「良いインプットをしたら必ずアウトプットを行う」という事の大切さが理解されているようなので、こういったサービスが拡大しているんでしょうね。

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