2つ以上の外国語を話せるバイリンガルやトライリンガル、一つの外国語をマスターした人は他の外国語も早くマスター出来るようになる理由
今回は英語学習の話から少しだけそれてしまうのですが、ちょっと面白い話を書いてみたいと思います。
このサイトの記事を隅々まで見て頂いている方はもうご存知の方もいると思いますが、実は私は以前、アメリカはロサンゼルスに住んでいた事がありました。このサイトの「管理人の紹介」というページに書いてあります。
ずっと好きだったアメリカのブラックミュージック好きが高じて渡米する事になったんですが、当時の私は本当に好きな事だけを追い求めて勢いだけでアメリカに向かった為に。。
英語に対する前準備など殆どなく、そのせいもあってあまり英語が話せませんでしたし、読み書きは多少出来ましたがスピーキングとなると・・・という状況でした。
一応、現地の語学学校にも少し通いましたがそこでの勉強は正直殆ど役に立ちませんでした。
やはりアメリカ生活の中で一番英語力がついたな~と感じたのは学校の勉強ではなく、友達や好きな音楽(趣味)仲間を通じて学んだ英語です。
こういった英語は活きた英語なので、ネイティブとのコミュニケーションでは非常に役に立ちます。また好きな趣味を通じて会話しているので、話題もつきませんし、相手も私の下手な英語にちゃんと耳を傾けてくれていました。
留学に行った方、外国に住んだ方であればわかると思いますが、英語もロクに話せない外国人と友達になってくれるネイティブの人ってそうそういませんからね。
やはり海外では趣味を通じてネイティブの友達をつくって、それをきっかけにして英語を沢山話す。これは最も英語を上達させる近道です。
自分が好きなテーマや興味がある事であれば必死になってコミュニケーションしたい!相手に伝えたい!って自然に思うようになりますからね^^
こちらの記事もお勧めです:
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外国語をマスターしている人は言語学習のコツを心得ている
英語でのコミュニケーションにおいて自分の話したい内容や、何か相手に伝えたい事がある方は英語を口に出す理由が明確になっているので、会話でも何かと積極的な姿勢を保っていけます。
これはスピーキングの練習をしている方にとって非常に重要な事ですよね。やはり英会話初心者の場合は大抵の方が口ごもってしまう場合が多いですから。
まずは英語の知識うんぬんよりも、会話したいテーマがあるってとても大切なんだと思っています。
参考記事:
そして英語を勉強している方で自分が話したいテーマを持っている方って英語の上達も早いように思います。そしてさらに男性よりも女性の方って英会話に向いていると思います。
それは英語以外の外国語をマスターしている方をみてもつくづくそう思います。それもそのはずで一般的に女性って男性よりも会話が好きな方が多いですからね。
そして伝えるという言葉のコミュニケーションも上手な方が多いです。そういう事もあってか、私の知っている人で英語以外にスペイン語やイタリア語、フランス語、ドイツ語等などを話せる人は大抵が女性が多いです。
そして、彼らのような外国語をいくつもマスターした人って「言語学習のコツ」のようなものを熟知しているんです。自分だけの勉強法があるんでしょうね。
ですから、こういった人達は、自分なりの学習方法、ノウハウを持っているんだと思います。以上の事からこういった方が新しく外国語を勉強すると非常に早く話せるようになる場合が多いようです。
人間が一から言語を学んで行くというステップを自分なりのノウハウで持っているんですよね。どういう方法が効果的とか、どんな方法を使って勉強すればより早く話せるようになるとか。
そういったノウハウが自然と蓄積されているんですよね。
だから小さいうちからバイリンガルな人って他の言語をマスターするのもかなり早いようです。頭の中に外国語をインプットする記憶容量、言語を上手にスイッチできる機能が備わっているんでしょうね。
私も一度、トライリンガル(日本語と英語、スペイン語)の人と話した事があるんですが、本当に綺麗に各言語をスイッチして使い分けています。
それは本当に見事なもので、会話中にも綺麗に言語をスイッチする事が出来るんですよね~。本当にたいしたもんです^^
そしてこういった方は皆さん本当に言語学習を楽しんでいます。必要に迫られてとか、テストでいい点を取りたいとか、そういった理由で勉強していないので結果的に楽しみながらやっているんですよね。
だから自然と使って覚えてマスターしていくんでしょうね。人事ながらとても羨ましいサイクルです。
実は何を隠そう私もアメリカに住んでいた時に数ヶ月程、お隣の国メキシコに短期滞在していました。そんな事もあってちょっとだけスペイン語を話せます(笑)。
話せるといっても簡単な挨拶とか、返事、自分の言いたい事を伝える為のフレーズ。最低限のボキャブラリーを交えた会話などです。
さすがにメキシコ人に本気で話されると早口言葉のようで殆ど聞き取れませんでしたが、最後の方はネイティブのメキシコ人が話すスペイン語にも慣れて何となくですが会話出来るようになりました。
そしてメキシコって英語が本当に通じないんですよね・・・。メキシコでもボーダータウン(アメリカとの国境の街)の辺りは普通に英語が通じますが、メキシコシティーとかオアハカなどの地方にいくと全く通じません(汗)。
ですからスペイン語でコミュニケーション取るしかないんですよね^^ そんな状況の中、何となくですがスペイン語が理解出来るようになりました。
ローカルのバスに乗ったり、地下鉄に乗ったり。地元のレストランで食事したり、旅行会社で長距離バスのチケットを買ったりなど。こういった事を繰り返していくうちに何となく出来るようになった気がします。
英語のときほどの理解は出来ませんが、最低限のコミュニケーションを取るくらいなら出来るようになりました。
やっぱり現地に住みながら、その国の言語を使っていくとある程度は吸収出来るもんなんですよね。それは改めて感じました。
それと英語と違ってスペイン語は今までに学校でも何処でも勉強した事がないので、常にフレッシュな感じです。
何の知識もなく全てが新鮮です。そういう事もあって英語と違いすんなり入ってくるんですよね。
英語って日本人にとって義務教育から勉強している言語だし、変に下地がある分何処かピュアに勉強出来ないんですよね。
どんな事を勉強しても、「それって昔勉強したよな・・・」みたいなことって多いですから。
それが英語習得のネックになっているのも事実です。しかしバイリンガルの方とかトライリンガルの方ってそういう概念を持っていないし、外国語(英語)が苦手っていうマインドセットも持っていません。
だから次の言語もすんなり入ってきやすいんでしょうね。また、一つ以上の外国語をマスターした人に聞いても、一度外国語をマスターすると次の言語をマスターする事は最初のときより大分楽にマスター出来るといっている方が多いです。
言語学習のノウハウを持っている事は勿論、外国語に感するセンスがとても強いんでしょうね。各言語のギャップとか意訳とかとにかく言語センスが強いんですよ。こういった方って。
私もまだまだ英会話やライティングに関してはブラッシュアップ中なので、読者の方と同様にまだまだ英語の知識を深めていく必要があります。そんな中バイリンガルの方やトライリンガルの方の言語学習のアドバイスをありがたく頂きながら英語学習を続けています^^