本当のビジネス英語力って!?TOEICハイスコアでも英語が話せない人は圧倒的に多い理由について
日本でもお隣韓国でも大人気の英語検定試験「TOEIC」ですが、英語学習者にとってこのTOEICの意義って色々な考えがあるのではないかと思います。
確かに日本国内の企業で英語が出来る人材を募集する際にその目安になるのが「TOEICのスコア」になるのだと思いますが、実の所企業側も応募に来た人材の本当の英語力を測るすべがない為や選考時間を簡単に短縮する為に、このTOEICのスコアが選考基準に使われているような状況なのではないでしょうか。
しかし、実際蓋を開けてみるといくらTOEICのハイスコアホルダーであっても英語が話せない人って結構多いです。
それには色々な理由があると思いますが、やはりTOEIC等の検定にはテスト対策と呼ばれるようなノウハウがある為にそういった対策問題集、対策レッスンを受けてしまえばある程度訓練出来るようですね。
実際私はTOEICの試験は受けた事がありませんので、詳しい試験の内容はわかりませんが、スピーキングのセクションって英検と違ってあまりないようですし、テストを受けた人に聞いてみるとやはりリスニングのセクションが苦手と言っている人が多いように思います。
また、こういった状況は韓国の英語学習環境でも同様の自体が起きているようです。やはり韓国の大手企業でも採用面接の際にTOEICのスコアを重視するようです。
そんな事もあって就活している大学生のうちからかなりのテスト対策をいるようです。以前に海外のビジネスマガジンでも読みましたが、韓国の英語学習熱って非常に凄いようです。
まさにTOEIC試験に命をかけているようですね^^
そして近年、日本にも韓国で販売されているTOEIC試験の予想問題集のようなドリルが売られていて結構売れているようです。
とにかく、その問題集の内容が実際のテスト内容に非常に近いようで予想問題としての精度がとても高いようです。そういった事から日本の英語学習者(TOEICの為に英語を勉強している人)にとても人気がみたいです。
そんな何かとビジネス環境では重宝されているTOEIC試験ですが、実際にTOEICのハイスコアホルダーの人って会社に入社した後にどんな状況になっているんでしょうか?
これに関する私の体験談で面白いストーリーがありますので、今回はその当時のお話を書いてみたいと思います。
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とある北ヨーロッパの大手企業に勤務していたTOEICのハイスコアホルダーの人
遡る事と数年前、私は一時期東京で、ある北ヨーロッパの企業で働いていました。私のポジションはウェブやITの部署だった為なのか、他の部署よりも割と日本人が多いセクションでした。
そこの部署にいるスタッフにTOEICハイスコアホルダーがいました。たしか800点台の後半くらいだったと思いますが、とにかく学歴も高く見た目も生真面目で所謂ガリベンと呼ばれるようなタイプの人・・(笑)。
当時はそんな感じの印象を受けました。そんな彼にある一本の電話が掛かってきました。
相手先はドイツの本社から社内ITインフラに関するトラブルの質問だったようなのですが、この人はTOEICのハイスコアホルダーにも関わらず・・・。
「えっ!?」とか「ソーリー?」とか全く意思疎通が取れておらず、とにかく慌てふためいていたんですね。
結局はとなりの席に座っている他のスタッフに電話を代わってもらってその事態は簡単に収束したのですが、その人の焦りぶりといったら、こっちも恥ずかしくなるくらいの状態だったんです。
海外の支店から飛んでくる英文メールの読みや、社内に飛び交っている英文メールに関してはわりと対応出来るようなのですが、実際の会話やコミュニケーションとなると全く駄目。
さっぱり出来ないといった感じです。とにかくパニックしてしまって。言っている内容が聞き取れていないという感じでした。
この人は海外に住んだ経験もなければ、留学した経験もありません。日本でTOEICのテスト対策を行いながらTOEICのハイスコアを獲得したようなタイプの人です。
使える英語は今までに一切勉強してこなかったのでしょう。インプット中心でアウトプットは一切行ってこなかったようです。実はこういったタイプの方って珍しくはありません。
所謂資格マニアとでもいうのでしょうか、テスト対策や勉強が上手な人はこういった資格試験で高得点をあげる人が多いです。当然ある程度学歴が高い人も多いです。
しかし英語は使えない。とても勿体ない事だと思います。
英語のアウトプットを怠らずにスポーツの練習のように定期的に練習を続ければきっと英語を話せるようになる
しかし、このサイトでも口がすっぱくなるまで言っているように英語、特に英会話は「勉強というよりはスポーツに近い感覚」といった方が正しいかもしれません。
知識として頭に入っていても実際のコミュニケーションで使えなければ意味はありません。そしてインプットした知識をアウトプットする練習を行わずに来てしまうと、上記のような方と同じように知識はあるけど、全く使えない人になってしまいます。
確かに英語の基礎知識(文法やボキャブラリー)はとても大切です。日常英会話やビジネス英会話も含めて全て、英語を話す為にはこういった基礎知識がなければまともに話す事は難しいです。
こういった基礎知識をインプットした上で、スポートの練習のように繰り返して練習していく必要があります。
とにかく定期的に英語をアウトプット出来る場を用意して練習する必要があります。
英語が話せるようになる過程ってスポーツやダンスが上手になる過程に似ていると思います。
ですから、自分の能力(自分がどれだけ上手になったか)がどのくらい上がったのかなどは、自分では気がつきにくいです。
そんな事もあって、途中で挫折してしまう方も多いですが、とにかく自分の成長に気がつくまで時間がかかります。しかし、定期的に少しでも努力して練習していけば確実に英語力はアップします。
これは間違いありません。私もそうやって、少しづつ自分の話す英語に自信が持ててきて、英語を話す事が楽しくなったんです^^
自分でいうのもなんですが、実は私は頭が良くありません(笑)。学生時代は勉強に興味が持てなくて、英語はある程度好きだったものの・・・他の教科(特に理数系など)は本当に酷かった・・・汗。
お陰で人に自慢出来るような大それた学歴はありません(笑)。そんな私でも努力次第で英語がある程度話せるようになったのですから、一般の良識ある社会人の方が本気で英語を勉強すればきっとそんな難しい事ではないと思っています。
決して簡単な事とは言いませんが、やった結果・努力は必ず報われていつの間にか出来るようになると思います^^
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