自分の英語力に合った正しい英話教材・英会話教材を選ぶ3つのポイント
日本の大手書店に行くとビックリするくらいの量の英語教材、英会話教材等が溢れていますね。そして英語教材のレビューサイト、英会話教材の口コミサイトなど、英語を取得したいと思っている人向けに作られているメディアも非常に多いです(このサイトもそんなサイトの端くれかもしれませんが^^)
もはや、これから改めて英語を勉強していく学習者の力では選びきれないような状況になっていると思います。(良い教材を見極めるという意味で)
そのような事から、教材のレビューサイトや口コミサイトが流行っているんだと思いますが。英語学習業界は混沌とした状況になっている事は間違いありません。
そして大前提として、自分の英語力に見合った良い英語教材を選ぶ為には、現在の自分の英語力・英語レベルを知る必要があります。その為にはまず、現在の英語力を的確に調べる事からはじめる必要があるでしょう。
その為には例えば、英検やTOEICの試験を受けてみるも手ですし、スピーキング力をテストしたいなら、無料で英会話スクールの体験レッスンを受講してみてもいいでしょう。
ライティング力をテストしたいのであれば、ネイティブとのオンラインチャット(スカイプ等)、「Lang-8」を使ってもいいと思います。これらを使って、自分の英語力を客観的にテストしてみましょう。
それと、英語を習得する目的を具体的に掲げた方が学習意欲も沸きやすいですし、学習モチベーションもキープしやすくなります。
それには最終的に「どんな事で英語を使いたいのか?」、「どんな種類の英語スキル(スピーキング・ライティング等)を中心に習得したいと思っているのか?」等を考える必要があります。
ただ闇雲に英語の教材を使って勉強しはじめたり、英会話スクールに通ったところで途中で投げ出してしまう可能性は高いです。英語学習を始める前にマインドセットは非常に重要です。
大手が販売している英会話教材は本当に効果があるのか?
これは私の持論なのですが、結局の所、教材の良し悪しとは、「その学習者にとって使いやすいものなのか?」、「その人のレベルに合っている教材なのか?」ここに大きなポイントがあると思っています。
以前にスピードラーニングが「聞き流すだけで英語が話せるようになる!」のようなキャッチコピーを使ってマーケティングしていましたが、はっきり言ってしまうと聞き流して英語が話せるようになる事は絶対にありません。
基本的には英語を習得するには「長い時間と努力」が必要です。たしかに勉強する際にコツや効果的な方法はありますが、教材だけを頼って英語を勉強していても、英語がペラペラになるなんていう事はないと思います。
そしてテレビCMや広告を大々的に使っているような大手の会社が作っている有名教材は非常に高額な教材が多いです。実際には、大手の教材には「広告宣伝料が上乗せされて販売されている価格」というイメージなので、結果的に商品の価値以上に値段が高いというイメージで考えてもらえれば良いと思います。
以上の事から、テレビのCMや各種メディアに露出の多い有名教材等は自然と教材の価格も高くなります。
しかし、市販の英語教材(書店で売られているような価格帯の教材)に比べて、有名教材はボリュームが多いのも確かなので、単純に価格だけをみて高いという比較は出来ないと思います。
例えば、スピードラーニングのような有名教材と同じくらいのボリュームを市販の教材で買い揃えようと思うと、かなりの費用がかかります。1冊につき数千円の教材でも数十冊買えばいい値段になります。結果的にトータルの価格では同じくらいになる可能性が高いです。
そして、その教材が効果的なものなのかは、結局のところ学習者にもある程度の責任はあります。つまり、「その教材使って定期的に英語を勉強しているのか?」、「その教材をしっかりと使いきっているのか?」
これらの事が行われている上で、はじめてその教材の効果というものを見極められるんだと思います。少しやってみたからといって(例えば1ヶ月適度)、英語が出来るようになるわけではないですからね。
口コミや価格だけで教材の価値を選ばないようにする
現在ネットで氾濫している口コミサイトやレビューサイトはその信憑性を確かめる事は非常に難しいです。実際には口コミも捏造されている事もあります。
そして何よりも「信頼出来る人」がそれらの口コミやレビューを書いている事が大前提となるので、口コミサイトのレビュー等は鵜呑みにしない事も大切です。どんな商品、教材にも良いレビュー、悪いレビューがあって同然です。
逆に良いレビューばかり書かれているような教材は怪しいです。人の個人的な意見、感想なので様々な意見があって当然です。そういったサイトのレビューや口コミを参考にしましょう。
価格が高いから良い教材という事もありませんし、価格が安いから悪い教材という事もありません。本当に良い教材は「学習者目線で作られたような教材」これが一番です。
学習者目線の教材とは、「細かいポイント、ニュアンスまでしっかりと解説されている事」、「初心者が気になりそうなポイントが事前に解説されている事」、「その教材のみで勉強出来るような教材」。
以上のような内容が盛り込まれている英語教材は学習者の事をよく考えている証拠です。つまり良い教材を見極める為のポイントになります。
結局の所どんな教材を選ぶべきなのか?
今までに私が使っていた教材で特に良いと思った教材のテイストとしては、例文が多い教材は良い教材です。その理由としては、例文が多いという事は多くの使い方が理解出来るようになるという点です。
参考:「英単語を効率的に覚える方法と記憶に定着しやすい英単語の覚え方紹介」
逆に例文が少なく、音声も付いていないような教材は良い教材とは言えないと思います。これは全ての教材に対して言える事ですが、英単語を覚える為の教材にしても、文法の教材にしても同様だと思います。
また日本語訳以外にもしっかりと英語のニュアンスが紹介されているような教材も良いですね。英語のニュアンスを日本語で説明する事は非常に難しい事なので、その辺りをしっかりとフォローしているような教材は内容もしっかりしています。
そして使える例文が多く入っている事、例文中に使われている単語の説明や句動詞、イディオムの説明もされているような教材であれば申し分ありません。このような教材は中々少ないですが、本当に良い教材はこのような部分が全てフォローされています。
最終的な私の意見としては、「現在の自分の英語力を見極めた上で自分にあった教材を買うべき」というのが本心ですが、上記にあげたポイントはしっかりと見極める必要はあると思います。