ビジネス英語の知識と同時に外国(海外)のビジネスマナー・ビジネスカルチャーを理解する事の重要性について
社会人になってから本格的に英語の勉強をし始めた方の中には、「ビジネス英語」を中心に英語の勉強をしているという方も多いと思います。
しかし漠然にビジネス英語といっても、その定義は意外と曖昧ですし、ビジネスに関する英語といってもその範囲は非常に広いです。
私は以前一度、ヨーロッパに拠点を構えている某外資系企業で働いた経験があるんですが、社内の日本人スタッフの中にも英語の出来ないスタッフは結構いました。
イメージ的に外資系企業というと、「英語がペラペラなスタッフばかりいる」というイメージがあるかもしれませんが、実際にはそんな事もないです。
一般的な日本企業のスタッフと比べてみれば、やはり英語が出来るスタッフは多いですが、それでも職種によっては殆ど英語を使用しない人もいます。
英語で社内メールが飛んでくる事もあるので、その英文メールの内容を理解するだけの英語力(殆どの場合がそんなに難しい内容ではない)は必要ですが、それでも「英語がペラペラ」という人はあまりいないような気がします。
つまりいくら外資系企業といえど、「英語が出来る人と出来ない人」の差は結構激しいんです。営業に携わるスタッフ、管理職のスタッフは勿論英語も流暢です。
しかし、同僚(外国人のスタッフ)と最低限のコミュニケーションが英語で取れればOKという部署もありますからね。(実際に私は社内のIT管理スタッフでこういったような部署でした^^)
それではこのページでは、私が考える「ビジネス英語を勉強する前に知っておくべき事TOP3」について紹介していきたいと思います。
1. 外国(海外) ビジネスマナー・ビジネスカルチャーについての理解を深める事が大切
まず、日本人のビジネスパーソンが外国人のビジネスパーソンとビジネスコミュニケーションを行う上で大切だと思うのが、「各国のビジネスマナー」、「ビジネスカルチャー」を理解する事だと思います。
実は多くの場合、このビジネスマナーやカルチャーに関して疎かにされている方が多いと思います。個人的にはビジネス英語を学ぶ際に一緒に身につけておくべき必須の知識、常識だと思っています。
また外国企業とビジネスを行う上でこの部分はとても重要になると思っています。コミュニケーションがスムーズであれば、お互いの印象も良くなりますし、ビジネスも円滑に進みます。
また同僚が外国人の場合で社内でビジネス英語を使う場合、相手を理解しあう事が出来るのでお互いをリスペクトする事が出来るようになると思っています。
外国のビジネスマナーや、ビジネスカルチャーといっても国によって様々ですが、この場合は「自分の会社で取引のある国のビジネスカルチャー・ビジネスマナー」という事になると思います。
英語圏の国であれば、アメリカ、イギリス、オーストラリア等のビジネスカルチャー、そして日本の企業が最も多く付き合うであろうアジア諸国のビジネスマナーは最低限知っておく必要があると思っています。
外国企業とビジネスを前提にしたコミュニケーションを取る場合、その国のビジネスカルチャーや英語の丁寧な言葉遣いについて知っておくべきです。そして同じ英語圏の国であっても、国毎にそのビジネスカルチャーやビジネスマナー異なっています。
2. ビジネスのシーン使えるような丁寧な表現を覚えて繰り返し使って自分の表現にしていく
日本人のビジネスパーソンがビジネスで英語を使う機会は、殆どの場合が「英文メール」を書く場合。つまり「ライティング」がメインになると思います。そして外国人とリアルタイムで英会話しながら仕事をする方って意外と少ないと思います。
またビジネスで英話を使う場合、限られたシーンで使う事が多いと思うので、「自分専用のフレーズ集」、「良く使うビジネス英文メールのテンプレート」等を作りためておくと仕事とても役に立ちます。
よく、「ビジネス英語のライティング教材」、「すぐに使えるビジネス英文メールのテンプレート集」のような本もありますが、多くの場合、自分のシチュエーションに合わない場合が多く、正直かなり編集をしながら使わないと使えないような例文が多いです。
ですから、普段からよく使うようなビジネス英語の表現やボキャブラリー、イディオムなどは「自分専用のビジネス英語集」のようなものを作っておくと繰り返し使う事も多いので、次第に自然と身について使えるようになってくるはずです。
3. ビジネス英語をマスターする為にはビジネスシーンでよく使われるようなフレーズ、ボキャブラリー、イディオムを覚える事が大切
実はTOEIC試験を受けようと思っている方は、ビジネス英語に関する勉強をしておくとTOEICのスコアアップにつながる事も多いです。
元々TOEIC試験はグローバルビジネスでの英語運用力をテストする試験なので、ビジネス英語に関するボキャブラリーやイディオムは多く出題されます。
ですから、ビジネス英語の勉強をする事によって自然にTOEIC試験対策にもつながってきます。そして、今まで学生時代に行ってきた英語学習だけでは、「ビジネス英語に関する知識」はカバー出来ません。
ビジネス英語にはビジネスシーンで使われるような特殊な言い回しや表現も多いので「新たな英語の知識」として勉強する必要があります。
そしてビジネス英語のボキャブラリーを多く知っておくと、TOEIC試験のスコアが上がりやすいという傾向があります。またある程度、基礎的な英語の知識(英文法、単語、フレーズなど)があれば、後はビジネス英語特有のボキャブラリーや表現を勉強するだけでビジネスの現場でも通用する英語を運用出来ると思います。