外国語の習得に成功した人はこんな学習法とマインドセットを持っている:10つの知るべき秘密
今回の記事では、英語を勉強している学習者は絶対に知っておくべき事として「外国語の習得に成功した人から学ぶ10の知るべきアドバイス」を紹介したいと思います。
私はつい先日、ある外国人の友達から「Speak Like a Native」という本をもらいました。これは英語で書かれた本なので、英語レベルが中級レベルくらいの私には少し読みづらかったのです。
しかし、じっくりと時間をかけて読んだ事もあり、内容はしっかりと理解できました^^ そしてこの本の作者が伝えたかった重要なアドバイスを吸収出来たと思います(笑)。
この本は少し古いですが、著者は「中国語とベトナム語に成功したアメリカ人」によって書かれたものです。彼はアメリカ政府の為にプロの翻訳者・通訳者として活躍していました。
実際、アメリカ政府の仕事をしているという彼の外国語の能力はかなり高いようです。彼の中国語とベトナム語のレベルはかなり高いようです。
ですから、言語学の視点による彼の外国語学習に関するアドバイスはとても役に立つと思います。
それば「Speak Like a Native」という本を書いたアメリカ人の言語学者からのアドバイスを紹介してみたいと思います。
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アドバイス1: 外国語を勉強する前に自分の母国語を知るべき
皆さんは、母国語の「副詞と形容詞の違い」が分かりますか? そして日本語で「他動詞と自動詞」は何を指すかわかりますか? 母国語である日本語で、これらの単語の意味が分からなければ、英語を勉強する前に必ずそれらの単語の意味を調べた方がよいと思います。
外国語に成功した彼らの意見によると「外国語を勉強する前に自分の母国語について分析する」という事が非常に重要になるそうです。
つまり、「単語の種類」、「時制の意味と使い方」、「動詞の使い方」等を母国語で理解した方がよいという事です。
それは何故なら、日本語と英語はかなり違う言語です。形容詞、副詞、動詞などの使い方は異なる場合がありますので、これを理解するためには、そういった「文法の用語」に詳しくなった方が良いと思います。
アドバイス2: 勉強すればするほど成功していく
1日に10分程度しか勉強しなければ、当然シンプルな英会話しか出来なくなります。しかし、それが毎日「1時間くらい勉強して、その後に英会話レッスンで会話を練習する」という事を行えば、自分の英語レベルがもっと上がります。
簡単に言うと「努力のレベル = 成功するレベル」という事ですね。多くの英語学習者は「簡単に英語を覚える方法」を探している人が多いですが、そんな方法は実際には中々ありません。
最終的には、英語学習に長い時間を費やした人の方が英語をマスター出来るという事は間違いないです。
残念ながら「成功への近道」はありません。英語をマスターする事は、時間と努力が必要です。これは初めから分っておくべき事だと思います。
アドバイス3: 個人的な目標を決める事が大切
まず英語を習得する最終的な目標を明確にする事が必要です。具体的に「あなたはどういう風に英語を使いたいのでしょうか?」、「海外旅行に行った際に困らないレベルの英語を話したいと思っていますか?」、それとも「海外の大学で博士の論文を書きたいと思っているのでしょうか?」
英語を習得したいという目標は人によって「最終的なゴール」が違ってくると思います。ですから、「自分は英語をどんな事に活かしたいのか?」等のゴールを決めると具体的な勉強プランを作る事が出来ると思います。
とにかく、英語を学習している人の多くは特に目標もなく「ある程度の英語が話せればいい」などの曖昧な目標しかない人が多いです。
しかし、ただ単純に「英語を話せる人になりたい」というような目標は少し抽象的過ぎると思います。
大切な事はもっと具体的に「英語が出来る事によって何がしたいのか?」、「英語を使って何を成し遂げたいのか?」という最終的な目標を決める事がとても重要なステップです。
アドバイス4: 言語はコミュニケーションが全て
私は時々、英語を勉強している人からこういった事を聞きます。例えば、「英語辞書を全て暗記した」や「TOEICで990点を取りたい!(取ったという人もいます)」という人の話を耳にします。
しかし、最も重要視する事はそこではありません。このサイトでも何度も登場しているように「言語はコミュニケーションのツール」なので、いくら「TOEICでスコアが990」であっても実際に英語を話せなければ意味はありません。
そして、TOEICがハイスコアの人でも英語が話せない人という人は意外に多いです。実際の英会話が出来なければ、英語を勉強する意味はないと思います。
本来は「英語(外国語)を使って人と話す事」が英語を勉強する真の目的になるはずです。しかし、英単語、文法の知識だけを本で丸暗記したような覚え方だと、それらの知識は実際には使えません。
正しい勉強法としては、「それらの単語が使われる文脈を同時に覚える」という勉強方法を行わないと英語を勉強する意味はないと思います。
アドバイス5: 勉強したい場面・文脈のプライオリティーを考える事
上記の「アドバイス3」では「英語を勉強する大きな目標を決める事が大切」という事を紹介しましたが、それを決めた後に「もっと細かいステップや目標を決める」という事はモチベーションに良いと思います。
例えば、シンプルな目標(挨拶を覚える事、時間の言い方を覚える事など)を先に達成するようにして、その後にもう少し複雑なテーマを目標にしてみましょう。
アドバイス6: 英語という言語について調べてみよう
英語を覚える前に「英語という言語」について知っておくべきだと思います。つまり、英語のアルファベットの発音、英語圏の人のコミュニケーションの取り方、英語のスペル、英語の文法・語順などの重要な事について調べた方が良いと思います。
英語を本格的に勉強している方はご存知の方もいると思いますが、実は「英語と日本語はかなり違う言語」という事もあり、はじめから「英語のマインドセット」を作った方が良いです。
アドバイス7: どんな英語が勉強したいのでしょうか?
どの言語でも地方の訛り、方言などの細かい違いがあります。例えば、英語はその良い例です。例えば、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語などは、それぞれかなり違う英語の種類です。
アメリカ英語しか勉強した事がない人が、初めてイギリスに行ってネイティブのイギリス人の英語を聞いてびっくりする人もいると思います。
そして、ボキャブラリーの違い、イディオム、スラングの違い、コミュニケーションの取り方も違うので、アメリカ英語の上級レベルになったような人であっても、イギリス英語を初めて聞いた際には困る可能性があります。
ですから、自分のニーズを考えて英語の種類を選ぶ事はとても重要なポイントです。
アドバイス8: 教材を選ぶ際に自分のニーズを考えよう。
多くの英語学習者は、きちんと調べずに沢山の教材を買ってしまう事があると思います。しかし、自分のニーズに合わない教材を買うとお金と時間を無駄にしてしまいます。
英語教材を選ぶ際には、必ず「自分の英語レベルに合った物」、「自分の勉強する目標にあった教材を選ぶ」ということを考えてから選ぶ事はとても重要だと思います。
一つの英語の教材では、全ての英語の知識を教えてくれませんので、例えばですが「一つのメインの教材」+「他の様々な追加教材」を買う必要があるかもしれません。
当サイトでは、過去に様々な英語教材を紹介していますので、英語教材を探している方は是非、レビューを参考にしてみて下さい。
参考:「実際に私が使ってみてレビューした英語教材はこちらで見れます」
アドバイス9: 個人的なカリキュラムを作る事が重要
教材を買った後に、自分の個人的な「カリキュラム」を考える事をお勧めします。つまり、「いつ」、「何」を勉強するかという事です。
スケジュールとカリキュラムの内容を決めれば、自分の目標を達成する事が出来ます。
アドバイス10: 自信を持って!誰でも外国語をマスター出来る!
多くの人達は「自分は英語の勉強に向いていない」と思っていたり、「私には言語の才能がない」といういい訳を言って英語学習を途中で辞めて諦めてしまいます。
しかし、一般の方は当然のように自分の母国語を自然とマスターしたのですから、他の言語を覚えるも必ず出来ると思います。
しかし、英語を覚えるには、小さな子供と違って「努力、練習、モチベーション、時間が必要」という事だけは理解した方が良いと思います。
以上、今回は外国語に成功した達人からのアドバイスを紹介しました。皆さん、英語の勉強をこれからも頑張りましょう^^!