皮肉屋と思われているイギリス人の英語と楽天的、オープンでハイテンションのアメリカ人の英語から見える英語の違い
同じ英語圏の国といえど、国が変われば当然、国民性やカルチャーが異なります。
確かに英語圏の国であれば共通した伝統行事などのカルチャーや考え方などがありますが、やはり根本的には異なる部分が多いです。
特にその国の国民のマインドセットの違い何かはとても大きな違いがあると思います。
私は過去にこのような記事を書きました、「同じ英語圏の国でありながらこんなにも違ったアメリカとイギリスについて」。この記事をみていて改めて思う事は・・・自分で書いておきながら本当に的を得ているな~と思う事です(笑)。
そして両国の国民を見ていて感じる事として、こういった国民性の違いや性格、マインドセットの違い、ユーモアのテイスト好みなど。
これらを総合的に見ると英語の使い方の違いにまではっきりと国民性が現れています。
改めて両国の国民性についておさらいしておくと、大きくわけてこんな違いがあります。意外とステレオタイプの国民性と思われていますが、大抵は事実です(笑)。
まず、アメリカ人は一般的に誰それ構わず自分の私生活、個人的な事を話しますが、イギリス人は本当に親しい人のみと話す。アメリカ人には遠慮や謙遜するといった考え方が殆どありません。
代わってイギリス人は、わりと遠慮深い人が多いです。またアメリカ人よりも恥という感覚を強く感じます。そしてあまり知らない人には距離を置く傾向にあります。
相当仲良くならない限りプライベートな内容の話をする事は滅多にないと思います。
では、英語表現から見える両国の国民性、性格の違いについてみていきましょう。
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アメリカ人やイギリス人の性格がわかる!?両国の国民が使う英語の違いについて
私がアメリカに住んでいた時によく感じた事として、アメリカ人はよく「right」という表現を使います。
文章の最後に「right!?」。ニュアンス的には「~でしょ?」、「~でいいよね?」といった感じの表現です。
当時の私もいい加減なアメリカ社会、いい加減な店のスタッフのトラブルに巻き込まれないように「~right?」という表現を日常的に使っていました。
こういったしつこいくらいの確認の作業ってアメリカで生活していると必要になるんですよね(笑)。確認しないと後で、俺はそんな事言ってないよ!何て事になったりしますからね(笑)。
代わって、イギリス人は同じニュアンスの表現でも付加疑問文である(,isn’t it?等)を使います。ネイティブ曰くこちらの方がソフトな表現になるようです。
ネットで英語学習関係のサイトをみていても、付加疑問文である「isn’t it?」と「right?」の違いがわからないといった方も多いようですが、ネイティブからすると、アメリカ人の「right?」は少し強い聞き方で、「isn’t it?」の方がソフトで丁寧な感じがするようですよ。
またアメリカ人は買い物などをする際に「get」という表現もよく使いますよね。
「get」には色々な使い方がありますが、この場合は~を得る(買うから欲しい)という意味で使っているんだと思いますが、この単語はイギリス人の立場からするととても変に見えるようです。
彼等イギリス人からすると、買い物する際にアメリカ人が使う「Can I get ~」は、「~を取る」みたいに聞こえるそうです^^
アメリカ人はこの表現をコンビニでタバコを買う際や、ハンバーガーショップに行って食べ物オーダーする際などに普通に使います。
勿論、個人の教育のレベルや性格などによっても言葉使いなどは異なりますが一般的な人たちはこれに当てはまります。
英語の使い方でも国民性や性格がわかるって。。。本当に英語って奥が深いですよね。改めて英語の面白さに気が付いたような気がします^^