イギリス英語は日本人向きの英語? イギリス英語はどんなメリットがある?
今回の記事では、最近英語学習者の間でも、注目を集めているイギリス英語をテーマに「イギリス英語のメリット」、「イギリス英語の長所」、「イギリス英語は日本人向きの英語なのか?」という視点で私なりの意見を書いてみたいと思います。
実は、僕もイギリスのカルチャーが好きなので、当サイトでもイギリス英語に関する記事を何度が紹介しています。僕は特にイギリス英語だけを勉強しているわけではないのですが、自分の周りにはイギリス人の友達が多いです。
そして、過去に何度かイギリス数ヶ月間滞在をした事がありますので、一般の日本人の英語学習者よりもイギリス英語の知識や興味があるのではないかと思っています^^
また、多くの日本人の英語学習者はイギリス英語に対して「イギリス英語は訛っている」、「イギリス英語はマニアック」なんじゃないの?などの意見を持っている方も多いと思います。
しかし、私の意見では、イギリス英語を勉強するメリットは日本人の英語学習者には多いと思います。以上の事から、今回の記事ではイギリス英語の勉強法ではなく、「イギリス英語を勉強するメリット、イギリス英語の長所、日本人にとってイギリス英語が向いている理由」を紹介したいと思います。
それでは、日本人がイギリス英語を勉強するメリットとはどんな点なのでしょうか?
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イギリス英語のメリットは「世界共通英語」として利用者が多い事
実はイギリス英語は多くの国で使われています。皆さんは学生の頃に世界史を勉強したと思いますが、イギリスは昔から現在に至るまで巨大な帝国を作りました。その影響もあり(イギリス)英語は色々な国の公用語になりました。
今でも、オーストラリア、ニュージーランド、インドなどの元大英帝国の国が使っている英語はイギリス英語に基づいています。
勿論、それぞれの国には「英語発音の違い」がありますが、これらの国で使われている英語のボキャブラリーは、イギリス英語のボキャブラリーが元になっています。
日本の英語教育は、基本的にアメリカ英語に基づいていますので、日本人では当然アメリカ英語のボキャブラリーが教えられています。
しかし、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国に行く留学生やビジネスパーソンは、今まで勉強したことないボキャブラリーを耳にする事になりますので、当然困ります。
ですから、そういった国に行こうと思っている英語学習者は、ある程度イギリス英語の知識があった方が役に立つ事が多いと思います。
そして、英語圏の国だけではなく、ヨーロッパの多くの国の人達はイギリス英語を勉強します。例えば、ヨーロッパの国で教えられる英語は「イギリス英語がメイン」になります。
その為に、フランス人やドイツ人、スカンジナビアの国の人と、英語で会話する際にはイギリス英語のボキャブラリーが必要になります。
イギリス英語のメリットは「イギリスの映画とドラマ」を深く理解できる事
次のメリットはイギリスのエンターテイメントに関する事です。皆さんは「シャーロック」というイギリスのテレビドラマを観た事がありますか? そして、ダウントン・アビー? ハリー・ポッター?はご覧になった事はありますか?
僕はシャーロックとハリー・ポッターが好きなので、それらを英語のまま、ある程度楽しめるようになるためには、それなりのイギリス英語の知識が必要でした。
まずは、出演する俳優と女優は殆どイギリス人なので、イギリス英語の発音(訛り?!)に聞き慣れていないとリスニングは難しいです。そして、イギリス映画には「イギリス英語特有のボキャブラリー」が必ず出てきます。
もちろん、イギリスのテレビドラマ、映画、音楽、スポーツなどに全く興味がない人もいると思いますが、イギリス文化、イギリスの作品が好きな人はイギリス英語を勉強する事をお勧めします。
そうする事によって、より深くイギリス映画やイギリスのドラマを楽しめるようになると思います。字幕はある程度、言葉の意味が省略されてしまうので、リアルなイギリス文化を感じるには英語のまま観れるといいですよね^^
イギリス英語のメリットは「TOEICのリスニングテスト」のスコアアップに貢献
次のイギリス英語のメリットは英語の試験の際に発揮するメリットです。英語の試験として「TOEIC」は一つの例ですが、多くの英語の試験のリスニングテストには「イギリス人のナレーター」が出てきます。
イギリス英語に慣れていない英語学習者は、ナレーターが話す英語は中々聞き取りずらいと思います。そのため、色々な英語の資格を取ろうと思っている英語学習者はイギリス英語のリスニングを練習した方が良いと思います。
イギリス英語に聞き慣れている人はTOEICなどのリスニングテストを受ける際に他の受験者よりもアドバンテージがあると思います。そのため、イギリス英語のリスニングを練習しておくと有利になります!
イギリス英語のメリットは「日本人に発音しやすい」英語の発音
次のイギリス英語のメリットとして、これは僕以外にも他の英語学習者の方が唱えているある説なのですが、僕を含め日本人の多くの学習者にとって「アメリカ英語の発音よりもイギリス英語の方が発音しやすい」のではないかと思っています。
これには色々な理由がありますが、まず、その一つの理由として、日本人が最も苦手な「rの発音」はイギリス英語では簡単です。例えば、「car」という単語をアメリカ英語で言う際にその最後の「r」をはっきり発音する必要があります。
しかし、イギリス英語では、単純に「カー」という発音になります。カタカナ発音の「カー」にとても近い音です。イギリス英語では、その最後の「r」を発音しません。
そして、殆どの場合、イギリス英語の母音はカタカナの「アイウエオ」に近い発音になりますので、日本人にとても発音しやすい英語だと思います。
例えば、「dog」はアメリカ英語で「ダーグ」に近い発音になりますが、イギリス人は単純に、カタカナ発音に近い「ドッグ」という発音です。つまり、イギリス英語の「o」は日本語の「オ」にとても似ています。
そして、英語の「water」の発音もとても良い例だと思います。僕は中々アメリカ英語の「water」(ワラ?ワダ?)を上手に発音出来ませんが、イギリス英語の「ウォーター」はとても発音しやすいです(笑)。
イギリス英語のメリット まとめ
以上、個人的に思うイギリス英語を勉強する4つのメリットを紹介してみました。まとめると、イギリス英語は世界中で話されていますので「マニアック」な英語の種類という訳ではありません。
イギリスでは、世界でも人気の面白いテレビドラマや映画が作られています。当然、そういったイギリス映画やドラマは、イギリス英語で作られていますので、イギリス英語をマスター出来れば、イギリスのメディアを深く楽む事が出来ます。
そして、TOEICなどの英語試験を受ける際、リスニングテストではイギリス人のナレーターが出てきますので、イギリス英語の発音に聞き慣れている方は有利になります。
最後は、イギリス英語はアメリカ英語よりも日本人にとって発音しやすいので、簡単にネイティブっぽい発音を真似する事が出来るようになります。
イギリス英語を学ぶ際にお勧めの専門教材
この教材はイギリス英語を勉強する為に考えられた『イギリス英語専門教材』になります。イギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違いを細かく紹介しており、日本人の英語学習者にとって重要になる「数多くの例文と音声」が収録されています。
また、例文は様々なシーン(パブ、レストラン、洋服屋、カフェなど)で実際に使えるネイティブっぽいフレーズが収録されています。この教材にもイギリスのカルチャーの説明が沢山入っています。
これから、イギリスへ留学しようと思っている学習者や、イギリスへ旅行へ行こうと思っている方、イギリス人とコミュニケーションを取る方、イギリス人とビジネスでコミュニケーションを取る予定がある方にはとても役に立つ教材になると思います。ネイティブのイギリス人の音声も入っていますので、イギリス英語のリスニング学習にもお勧めの教材です。