英語初心者が英語教材を選ぶ際に”音声付き英語教材”を買うべき5つの理由
皆さんは、英語教材を買った際に「付属しているCD(またはMP3音声ファイル)」をしっかりと聞いていますか?
何故こんな事を質問するのかと言うと、実際に多くの日本人の英語学習者は英語教材において最も大切な「音声教材を全く開かず一度も聞きもしない」という人が多いからなんです。
私が知っている限り、多くの英語学習者はテキストを使って読みながら英語の勉強をする人は多いですが、付属の音声を聞く人は意外に少ないと思います。(過去の私もそうでしたが・・)
実は私の知り合いの中には中学校で英語の教師をしている人がいます。その人によれば「英検やTEAPなどの試験のために勉強している生徒は”何冊も試験向けの本”を買っているが、付属の音声CDは全く聞かない」という生徒が多いんだそうです。
その為に、試験の時に「読解(リーディング)」などの質問には簡単に答えられますが「リスニングの質問」となると途端に正解率が下がるようです。
そして、こういった現象は中学生・高校生の英語学習者だけではないと思います。電車に乗ると多くのビジネスパーソンは、英語の教科書・本を読んでいますが、イヤホンで音声を聞きながらテキストを読んでいる人はとても少ないと思います。
私の意見では、私達日本人が他の国の非英語圏の外国人比べて比較的、英会話が下手な理由としては「圧倒的なリスニング不足」が大きな原因になっていると思っています。
リスニングをしっかりと練習しないと英語の発音には慣れる事が出来ませんし「単語と単語の繋がり方」にも慣れる事が出来ません。
そして、ネイティブが話す英語のスピードにも一向に慣れる事が出来ませんので、当然のことながら中々英語の内容は聞き取れるようにならないでしょう。
そこで、今回の記事では「英語初心者が英語教材を選ぶ際に音声付きの英語教材を買うべき5つの理由」を紹介していきたいと思います。
その後、教材の英語音声を効率的に使う為の勉強法も紹介したいと思います。
こちらの英語勉強法に関する記事もお勧めです:
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- 効果絶大!英語の読解力(リーディング力)を伸ばしボキャブラリーを増やす効率的な方法
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音声付き英語教材の利点 1.様々な種類の英語に慣れる事が出来る!
日本の英語教育では、一般的に「アメリカ英語」が教えられていますので、日本に流通している多くの英語教材の音声は「アメリカ人またはカナダ人のナレーター」が使われている事が多いです。
しかし、世界を見渡してみると英語にはアメリカ英語以外にも数多くの「英語の種類」があります。例えば、イギリス英語、オーストラリア英語、インド人が話す英語などの英語の種類があります。
ですから、各英語の種類の発音、アクセント、イントネーション等はかなり違います。アメリカ英語ばかり聞いていると違う国の人と英語で話す際に少し聞き取りづらい場合があると思います。
そして、TOEICなどの試験には色々な国のナレーターが使われていますので、高いスコアを狙っている方は、アメリカ英語以外の発音にも聞き慣れる必要があります。
参考記事:
音声付き英語教材の利点 2.正しい発音を聞いたり真似する際に最適!
英単語を覚える際には、同時に「その単語の正しい発音を同時に覚える」という学習法をした方が良いでしょう。
しかし、まるで受験勉強のように「単語リスト」を作ったり、教科書を読んだりするだけでは正しい発音・アクセントは覚える事が出来ません。
そのため、音声を聞いてネイティブが実際に使っている発音を覚える事はとても重要です。文字で読んで自分が想像した発音と実際に使われている発音が全く違うと、英会話をする際に相手の言っている事が理解できません。つまり、正確な単語の発音がわからないと聞き取れません。
ですから、単語を覚える際には同時に必ず音声を聞いて正しい単語の発音を覚えた方が良いです。このように教材に付属している英語音声は、単にリスニングするだけでなく「単語を覚える」という学習の際にも使う事が出来ます。
音声付き英語教材の利点 3.単語と単語の繋がり方に慣れる事が出来る!
私は以前にアップした記事で「英語のリンキング」という現象について紹介したと思いますが、「リンキング」とは、ネイティブが話す際に使う「単語のつなげ方」の事を指します。
参考記事:「英語の”リンキング”とは? リンキングの法則とお勧めの教材を紹介します!」
例えば、「a cup of coffee」というフレーズは日本人の頭の中では「ア・カップ・オヴ・コフェィー」という発音に聞こえると思いますが、ネイティブが実際に言うと「アカパコフィ」という繋がったフレーズになります。(多少大げさに書きましたがこれに近いです)
ですから、英語ネイティブのそういった「単語をつないだ話し方」に慣れていないとネイティブの英語は相当聞き取りづらくなります。
音声付き英語教材の利点 4.英語を「チャンク」で覚える事が出来る!
外国語を覚えるためには単語だけを単体で覚えるのでなく「チャンク」で覚えた方が良いと思います。「チャンク」という単語は英語の「chunk」(=塊)から来ています。
簡単に言うと「チャンク」は単語ではなく「短いフレーズ」という事です。外国語をマスターするためには、数多くのチャンクを覚えた方が有利です。
実は小さい子供が自分の母国語を覚える際には、その過程で「沢山のチャンクを覚えて使ってみる」という行動をとります。ですから、私の意見ではチャンクを覚えるにはリスニングの練習がとても大切だと思います。
そういったアングルで音声教材を利用して学習していけば、小さい子供の母国語の覚え方と同じように外国語を覚える事が出来ると思います。
英語のチャンクに関する教材:
音声付き英語教材の利点 5.ネイティブの話すスピードに慣れてくる
これは教材の種類にもよりますが、一般的な英語教材に付属している音声は「実際の英語ネイティブが話すスピードほど速くない」という場合が多いです。
多くのネイティブは実際の会話では、教材の音声のようにゆっくり正確に話してくれません。ですから、英語ネイティブの話すスピード慣れたいという人は必ず教材の音声を聞き込む必要があります。
教材の音声のスピードに耳が慣れてきたら「ネイティブ向けのマテリアル(映画、ドラマなど)」を使って耳を慣らしていきましょう。
これを繰り返す事によって確実にリスニング力をレベルアップ出来ます。
音声付の英語教材の正しい使い方と勉強法
実は英語教材にはこれと言って「正しい使い方」の決まりはないと思います。一応、教材の使い方のマニュアルというものがあると思いますが、英語の音声さえあれば、色々な学習方法・テクニックを駆使すれば色々な使い方が出来るからです。
とにかく、まずは教材の英語音声をパソコンやスマホ、ミュージックプレイヤーに入れて何処でも直ぐに聞ける環境を用意しましょう。私の場合は基本的に徒歩で移動する事が多いので、散歩に行く時や電車に乗る時に英語の音声を聞くという習慣があります。
私はスマホの中に数多くの英語教材の音声が入っています。その為にどこに行っても直ぐにリスニングの練習が出来ます。私は散歩や電車の移動時には単純に音声を聞き流しますが、一般的にはもう少しアクティブなリスニングの練習をした方が学習効果は高いと思います。
以前にも様々な英語勉強法の記事を紹介しましたが、リスニング力を上げる方法としては以下のようなアクティブな勉強法をお勧めします。