英語圏の子供が使う効率的に英単語のスペルと読み方を覚える勉強法を紹介
今回の記事では、この記事をご覧になっている多くの方も当てはまるのではないかと思います。
日本人の英語学習者を困らせる「英語のスペルと読み方」ついて話していきたいと思います。
英語のスペルはとても難しいと思います。何故なら、最も大きな理由として「英単語のスペルとその単語の発音が異なる」という場合が多いからです。
例えば、「knee」(膝)という単語にはどうして「kが入っているのに発音しないの?!」と思った事があるのではないかと思います。
また、「どうしてpoolのooは”ウー”という発音になるけどbookのooは”ウッ”になるのか?!」という疑問も度々耳にしますね。
しかし。どうして英語のスペルがそんなに複雑なのでしょうか? 私の意見では、外国語を覚える際に「どうして~?」という質問はあまりしすぎてはいけないと思います(笑)。
勿論、基礎的な文法や決まったルールのある覚え方はありますが、どうしても上手に説明出来ない、ルールどおりに当てはまらない理屈もいくつかあります。
そして、英語のスペルが複雑な理由としては、「その英単語が出来たルーツ」が密接に関係しています。
例えば、英単語の多くは元々ラテン語から来ているものが多いですが、ギリシャ語、古代スカンジナビア語、フランス語、ドイツ語ルーツの単語も英語には沢山あります。
英語は昔から外来語を沢山取り入れている言語ですが、多くの場合、外来語のスペルをそのまま使っています。
そして、スペルはそのままでも「英語っぽい」発音を使っています。その為、単語のスペルと実際に使っている発音には大きなギャップがあります。
そして、単語の発音は時代が変わるにつれて自然に変わる現象があります。皆さんは、「母音推移」(英語:the Great Vowel Shift)という言葉を聞いた事がありますか?
これは言語学者でもない限り聞いた事がない言葉だと思いますが、1350年から1600年までくらいの時期に英語の母音の発音は変わりました。
しかし、その時期に英語のスペルが決まりましたので「母音推移」は現在の英語のスペルと発音の原因となっているそうです。興味のある方は以下のリンクを読んでみて下さい。
参考情報:「大母音推移について」
しかし、英語のスペルと発音の違いの原因が分かったとしても、それが覚えやすくなるというわけではありません。
英語のスペル・書き方・読み方を覚えるためには様々なテクニックを使って覚える方が記憶への定着率もよいです。
そこで、これから英単語のスペル・書き方・読み方を効率的に覚えるコツを教えてみたいと思います。
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英語のスペルの基本ルール(フォニックス)を覚えよう
英語学習者の立場から見ると英単語のスペルには、一見するとルールがないように見えると思いますが、実は簡単に覚えられる発音のルールがあります。
皆さんは「フォニックス」(英語:phonics)という言葉を聞いた事がありますか? 英語圏の子供はフォニックスというテクニックを使って英語の読み方を覚えています。
アメリカやイギリス、オーストラリアなどの英語圏の国の小学校では、先生たちは子供にフォニックスというテクニックを使って英語の読み方を教えています。
14個のフォニックスルールを覚えると、殆どの英単語の読み方を自分で予想する事が出来ます。
殆どのフォニックスの本は英語で書いてありますし、英語圏の子供向けに作られていますが、私は一つだけ良さそうな日本語版のものを見つけました。
この「発音とスペルの法則 改訂版 ―英語の教師・学習者の為に」という本では最も役に立つフォニックスルールが紹介されていますので、この本を読むと英語のスペルと読み方の知識は必ず増えると思います。
英語のライティングで英語のスペルを覚えよう!
英語のライティング(作文、オンラインチャットなど)を練習すると、英語のスペルを自然に覚えられるようになります。そして、英語のライティングを定期的に練習すれば「ボキャブラリーと文法の知識も自然に増える」というさらに効率的な学習が出来ます。
ペンや鉛筆で英語作文を書くよりも、パソコン(ワードなど)のソフトを使ったライティングがお勧めです。何故なら、パソコンを使えば英語のスペルチェック機能が利用出来るからです。
ソフトを使えば、英単語のスペルを間違えてしまった時には「その単語の下に赤い下線」が出てきます。その他にも、ソフトの機能によっては「もしかしてこの単語のスペルですか?」という単語リストも出てくると思います。
それらを使えば、自分のスペルミスを確認する事が出来ますし、自分の弱点も理解出来るようになります。しかし、そのような便利なスペルチェック機能ですが、これを使う際には一つ気をつけるべきポイントがあります。
それは「イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いをパソコンのプログラムに予め認識させる」という点です。
パソコンのソフト(プログラム)には「イギリス英語とアメリカ英語のスペル」が入っていますので、英作文をする前に自分が使いたいスペルを事前に選ぶセッティングをした方が良いです。
何故なら、「アメリカ英語のスペルチェックを使うとイギリス英語のスペルがスペルミス」として表示されてしまうからです。その逆もそうですね。
スマホや携帯で英語でタイピングすると、同じようなスペルチェックがあります。スペルミスがあった時には、携帯が勝手に正しいスペルに変えてくれます。これをちゃんと確認しながらライティングすると自分のスペル力が伸びるはずだと思います。
英語のリーディングで英語のスペルを覚えよう!
英語圏の子供はフォニックスのルールを覚えながら、それと同時に数多くの子供向けの本を読んでいます。その理由としては、フォニックスのルールを覚えても、例外のスペルがあるからです。
例外のスペルに関しては、簡単に覚える事が出来るルールはありませんので、そのまま覚えるしかありません。
ですから、英語圏の小学校では必ず読書の時間があります。小学生向けの英語の本は「英語の読み書きを覚えさせるために書かれた本」です。
つまり、ステップバイステップで簡単な単語から難しい単語を覚えられるように書かれています。こういった読書というアクティビティーを通して英語圏の子供は英語の読み書きを覚えていきます。
日本人の英語学習者も、英語圏の子供達と同じように英語の読み方を覚える事が出来ると思いますが、私の意見ではさらに音声の付いている教材を選んだ方が良いと思います。
英語圏の子供は読み書きを覚える時に、既にそれぞれの単語の意味と発音が分かっていますので、スペルと読み方しか覚えなくてもよいのです。
しかし、日本人の英語学習者はボキャブラリーを覚える途中なので、英語を読む際に聞いた事がないボキャブラリーが出てくる可能性があります。ですから、音声付の教材を選んで勉強すれば、同時に単語の発音を覚える事が出来ます。
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以上、今回は英語圏の子供が実践している英語の英単語のスペルと読み方を効率的に覚える方法を紹介してみました!
この方法どおりにやれば必ず英単語のスペルと読み方覚える事が出来ますので、音声付の教材を手に入れて是非実践してみて下さいね^^ やはり単語力が付くと会話力にもつながってさらに全体的な英語力がアップすると思います!
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