英語の勉強の中でも最もつまづく人が多い英語の文法を効率的に勉強する際のお勧めの勉強法をアドバイスします!
今回の記事では、英語の文法をしっかりとマスターする勉強法を紹介したいと思います。英語を勉強している人の中には「英語の文法が出来ない!」や「英語の文法が大嫌い!」と悩んでいる英語学習者は非常に多いと思います)。
たしかに、中学校や高校の英語の授業を考えると、退屈な文法の授業や練習ドリルのような難しい問題、長文読解など。見ただけで嫌気がさすような試験の問題を思い出す方は多いと思います^^
これは以前の記事でも書いたように、日本の英語教育(中学校と高校の英語文法の教え方のせい)で、「文法=難しくてつまらない」というイメージを与えている事が大きな原因になっています。
しかし残念ながら、英会話をしっかりと話せるようになるためには、ある程度の英文法を覚える必要があります。しかし、ガッカリしないで下さい。幸いな事に文法を覚える為には、今までやってきたような「つまらない文法の勉強や難しい問題を延々と解く」という修行のようなやり方は必要ありません。
これは変な言い方になりますが、実は英文法を理解するために「文法」という単語は忘れた方がよいと思います。その代わりに「パターン」として考えた方がよいと思います。
そして、中学校の英語授業で勉強した「パターン」をしっかりと使えるようになれば、殆どの言いたい事を英語で言えるはずだと思います。
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英語文法の身につける勉強法: 1. 英語と日本語の違いを理解する事
先ずは、前提として「英語と日本語の最も大きな文法の違い」を考えた方が良いと思います。
例えば、一般的に日本語の文章は「主語・目的語・動詞」という順番になりますが、英語の文章は殆どの場合「主語・動詞・目的語」という順番になります。
そして、他にも細かい違いがあります。例えば、英語では主語によって動詞が変化します。例えば、be動詞の場合、「be, am, are, is」という4つの形があります。
主語が「I」(一人称)である場合には、「am」というbe動詞の形を使う必要があります。簡単に言うと、英語で文章を作る際には「これは誰の話なのか?」という事を考える必要があります。
もう一つの違いは、「英語には複数形と単数形」があります。日本語では、例えば、一匹の猫の話でも、数匹の猫の話をしても「猫」という単語の形は変わりません。
しかし、英語では、一匹以上の場合には「cat」に「s」をつける必要があります。つまり、英語で文章を作る際には「何人、何個、何匹の話なのか?」を常に考える必要があります。
まとめると、日本語と英語のこういった違いが分れば、英語の文章をもっと簡単に作れるようになっていきます。
英語文法の身につける勉強法: 2. 日常会話でどんなパターンが必要なのか?という事を考える
冒頭でも少し話しましたが、日常英会話を話す為には意外と少ない数の文法パターンの知識で十分です。
例えば:
- 現在形
- 過去形
- 進行形
- 未来形
- 疑問文
- 命令文
- 比較級
- 不定詞
- 現在・過去完了形
- 経験を表す表現
など。
大体、50パターンくらいを覚えると殆どの表現は出来ると思います。上記のリストに載っているパターンは全て日本の中学校で教えられるものです。
ですから、英語をゼロから勉強し直そうと思っている英語学習者は「中学校レベルの文法教材」を手に入れてもう一度、中学校レベルの文法を復習した方がよいと思います。
英語文法の身につける勉強法: 3. 文法ドリルを絶対にやらない事!
まず、はじめにいっておくと「英文法ドリル」は英会話を覚えるために必要ありません。文法ドリルは文法テストで良い点を取る為の訓練といった方がいいです(笑)。その為にいくら文法ドリルをやっても英会話は上手になりません。
その代わりに文法を覚えるためには、「実際に使える文章をそのまま覚える」という勉強法が最も効果的です。
文法の教材を購入する際には、「どのくらいの数の例文が入っているのか?」という点を確認した方が良いです。実は文法の説明だけではなく、実際に使えそうな例文の方が重要なんです。
そして、出来れば、CDや音声の付いている教材を選ぶべきです。何故なら、英会話が目標であれば、リーディングやライティングよりも「リスニングとスピーキングの練習の方が重要」だという事を覚えておきましょう。
また、教材の音声を必ず聞いて「例文を繰り返し聞くようにする」という事が大切です。決して、聞き流したりするような聞き方はしないようにしましょう。繰り返し聞く事は良いスピーキングとリスニングの練習になります。
そうする事によって、文章の中に入っている文法は自然に頭に入ってきます。
英語文法の身につける勉強法: 4. 英単語を覚える時にその単語はどんな品詞なのか?を考える事
「品詞」とは単語の種類の事です。つまり、その単語は「名詞なのか、形容詞なのか、動詞なのか?」という事を先に覚えるべきです。単語を覚える際に「その単語がどんな品詞なのか?」という事を覚えると、文章の中で使い方を予想する事が出来ます。
多くの場合、日本語の単語と英語の単語は違う品詞になります。例えば、「私は~が好きです」という日本語の「好き」は英語にすると「like」になります。
しかし、日本語の「好き」と英語の「like」は違う品詞になります。英語の「like」は動詞ですが、日本語の「好き」は形容詞です。つまり、文章の中では違う扱い方になります。
そういう落とし穴も数多くありますので、それを防ぐためにも新しい英単語を覚える際には「どんな品詞なのか?」という事も同時に覚えるようにしましょう。
文法教材の選び方
上記の勉強法の中でも少し触れましたが、英文法の教材を購入する際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。具体的なポイントとしては以下の点です:
- 実際に使える例文が多い事
- 音声が付いている事
- 中学校レベルの文法を紹介している事
上記の三つの点がおさえられている教材は「良い教材」だといえます。
私が選んだお勧めの文法の教材:
KADOKAWA/中経出版
売り上げランキング: 16612
以上、今回の記事では、英語の勉強の中で最もつまづく人が多い英語の文法の勉強方法について紹介してみました。今までの勉強スタイルを一度捨ててこの方法をやってみると本当にすーっと文法が頭に入ってきますので、是非お試し下さい^^